DUBEAUTRICOTの住人

サンタさんの落とし物

らいちょう「これ、どうぞ。」

ぷーま「おっ、サンタさんのブーツだ。」

らいちょう「さっき、空の上で、サンタさんが落として行きました。」

ジャック「じゃあ今は、かなり足が冷たいだろうなぁ。可哀想に。」

ぷーま「それにしても、何で靴下の中へプレゼントが入るんだろう。」

ジル「聖ニコラウスが、貧しい3人娘の家の煙突に金貨を投げ入れたら、
　　　靴下の中へ入ったんだって。」

さぶろーおじさんのトラウザーズ

さぶろー「トラウザーズを新調したでー。」

しろくま「新調って言うても、これまでずっと何も穿いていなかったよ。」

さぶろー「ちょっと大きいなー。店員さんはお勧めしとってんけどなー。」

しろくま「おじさんにはちょっと大きいねん。それにブラウンも似合わへんよ。」

さぶろー「あかんかー。」

しろくま「おじさんは、やっぱりボーダーのままが一番やねん。」

何か違うぞ。

ドゥボゥ「もんだ。（クリスマスツリーを見つけたよ。よいしょ。）」

ぷーま「何か違うぞ。」

しろくま「オーナメントも飾られてるけど、和風な感じがするねん。」

ジャック「モミの木も竹みたいだしね。」

ジル「まあ、すみだ風だから、それは構わないんだけどね。でもサンタが・・・。」

ジャック「サンタが9人もいて、しかも赤いお洋服じゃないよ・・・。」

ぷーま「鯛を大事そうに抱えているサンタや、武装しているサンタもいるな。」

ドゥボゥ「もんだ。（おかしいなあ。）」

準備は？？

ドゥボゥ「もんだ。（さあ、クリスマスパーティーの準備やるぞ！あれ？？）」

しろくま「未だ何もやってないねん。」

ジル「だって、誰も手伝ってくれないんだもん。ねー。」

しろくま「ねー。」

ドゥボゥ「もんだ。（それは大変だ。（焦）　先ずは小さなツリーを探さないと。）」

ジル「じゃあ、みんなで探そうか。この東京で。」

羽子板次郎

ドゥボゥ「もんだ。」

ジャック「僕達よりも前から住んでいるねずみ小僧さんです。」

ぷーま「よっ、羽子板次郎。」

羽子板「うちは女や。女ねずみや。」

ジャック「しろくまちゃんと同じ喋り方だ。」

さぶろー「盗みはあかんが、義賊言うてなー、民衆から愛されとるんや。」

浅草羽子板市

ドゥボゥ「もんだ。（うーん、綺麗だなあ。）」

さぶろー「羽子板言うたら、やっぱり”いたよし”さんやでー。」

ぷーま「どうして羽子板なんですか？」

さぶろー「邪気や悪いものを羽根（はね）除けるからやー。」

ジャック「江戸時代は歌舞伎役者さん達の羽子板が人気だったんだよね。」

ぷーま「今に例えると、ジャニーズファンの人のうちわみたいなもんだな。」

ドゥボゥ「もんだ。（僕の羽子板やうちわも作ろうかな・・・。）」

陣頭指揮

ジル「ポルシエさんも一緒にクリスマスパーティーの準備、どう？」

ポルシエ「うーん、今日はアルバイトがあるからなあ。どうしようか。」

ジル「ドゥボゥは？」

ポルシエ「ぷーまやジャック達と羽子板市へ行ったよ。”もんだ。”って。」

しろくま「うちは手伝うで。」

守箕州亭日乗14

ドゥボゥ「もんだ。（あっ、たい焼きだ。）」

スミス「三ノ輪で買って来たんだ。あの名曲のたい焼きに似ているでしょう？」

ドゥボゥ「もんだ。（三ノ輪なら、鷲神社や浄閑寺へよく行くから知っているよ。）」

スミス「麻布十番にある浪花屋総本店さんの暖簾分けなんだって。」

ドゥボゥ「もんだ。（パリパリ）」

スミス「この皮の薄さが美味しいね。パリパリ。」

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噂のランチセット

スミス「マルシェ・ド・ノエルでル・プレヴェールのランチセットを食べたんだ。」

しろくま「えーっ！どないやった！？」

スミス「ブーダンノワール（左）やシュークルート（その下）が選べるよ。」

しろくま「アルザス料理の王道やね。うちも食べたいねん、シュークルート。」

メルヘン「おっ、何だかお洒落そうな話をしているね。」

しろくま「クリスマスが近づいて来て、わくわく感が一杯やねん。」

シャルキュトリー

ぷーま「昨日は、マルシュ・ド・ノアレへ行って来たんだぞ。」

ジル「マルシェ・ド・ノエルね。しろくまちゃんも誘えば良かったね。」

しろくま「良いなあ。うち、ル・プレヴェールのランチセットが食べたいねん。」

ジル「ああ、シャルキュトリーのね。結構な行列で、僕達は食べなかったんだ。」

ぷーま「シャルキュトリーって何？はちみつ屋さんの事？」

ジル「ハムやソーセージを売っているお店の事だよ。」